普段ウーバーイーツなどのフードデリバリーに使っているバイクをスーパーカブ110(JA07)から、PCX125(JF56)に乗り換えたので、レビューしてみたいと思います。
スーパーカブ110で稼働した時の不満点
PCX125に乗り換える前は元々所有していたスーパーカブ110(JA07)で稼働していました。
元々スーパーカブ110を所有していたのでウーバーイーツを始めてみようと思ったこともあり、最初のうちは楽しく配達していたのですが、稼働していくにつれていくつか不満点が出てきました。
カブ110は収納が少ない
インターネットで検索する日本一周に使っている人も多いスーパーカブ110ですが元々の収納量は少ないです。確かにボックスをつけたりサイドバッグなどをつけたりすれば収納量は増えるのですが、両サイドにバッグをつけたりしたバイクでフードデリバリーに使うのは不便です。
ウーバーイーツ配達に使うならウバッグを背負いたいのですが、スーパーカブ110のリアキャリアにボックスを付けると、スペースが狭くて厳しいです。
延長のリアキャリアなどは重さに耐えられるもの耐久性の高いものがあまりなく、また夜の稼働の際に、テールランプが見にくくなるといった不安があり選択肢に入れたくありませんでした。
色々考えてたのですがリアキャリアにウバッグを固定する方法で配達していましたが、合羽や防寒着などを収納する場所がなく不便でしたね。
乗り心地が良くない
スーパーカブ110は軽トラのような感じでたくさん積載しても大丈夫かもしれませんが、道路のギャップや段差などをダイレクトに感じます。
「仕事に使うバイクなんだから乗り心地は関係ない!」と思うかもしれません。
人間は多少乗り心地は悪くても我慢すればいいのですが、リアキャリアに固定したウバッグにダイレクトに衝撃が行くと思うと配達中は気が気じゃありません。
1度汁漏れを起こしてからはバッグを固定するのをやめました。
またスーパーカブ110はギア車ですのでシフト操作が地味に疲れますし、雨の日の稼働時にはシフトが滑ってうまくできない時があります。
航続距離の問題
カブというと燃費が非常に良いのが魅力のひとつですが、燃料タンクが4Lちょっとしか入らないので航続距離が短いのですね。いくらカブが燃費が良いといっても200Kmほど走ったら給油しないといけません。
PCXの場合は8L入りますので300kmは走ることができます。数値で見るとちょっとした差に感じるかもしれませんが、毎日稼働していくとこの差が大きく感じます。
PCXにしてホントに良かった
スーパーカブ110での稼働に疲れて、中古のPCXを購入しました。
PCXに乗り換えたときに驚いたのはモーターのように振動のないエンジンです。アイドリングの時には振動は少しありますが、アクセルを開けるとほとんど振動は感じません。アイドリングストップ機能がついているので、アイドリング時の振動が気になればアイドリングストップすれば信号待ちもとても静か。
衝撃がとてもマイルドになった
配達中に最も気を使うのが道路のギャップです。カブ110の時はとても気にしていましたが、PCXは道路のギャップもとてもマイルドになったので普段の稼働で汁漏れを気にすることはほとんど無くなりました。(もちろん収納時に商品が動いたりしないような工夫はしています)
ウバッグはリアボックスにゴムバンドで固定して、荷物が多そうな時にはピック先やドロップ先に持っていけるようにしています。
リアボックス+ウバッグができるようになった
スーパーカブ110からPCXに変えたいと思った一番の理由がこのリアボックスとウバッグの併用です。PCXには二人乗り用のシートになっているので、リアキャリアにボックスを付けてもウバッグを搭載するスペースがあるので普通に出来ます。
これはPCXじゃなくてもリードやDio110なんかでも可能だと思いますが、これがとても便利です。
ウバッグを固定しているから片手でバッグを開けて商品を入れることができるようになりました。ウバッグを地面に置くことも少なくなり衛生的にも良いのではないでしょうか?
PCXにして感じたデメリット
カブ110と比較すると外観は大きくなり、重量も約130Kmと重くなりました。ちょっと押し歩いたりする際に重さを感じるようになりました。都会で稼働されている方で押し歩く機会が多い方ですと厳しい場面もあるかもしれませんね。僕が稼働しているのは地方なので押し歩いたりする機会はほとんど無いのでそれほど気になりませんが、リード125という選択肢もあったかな?とも思います。
最新のPCXとリード125はキーレスになっているので、キーレス車両はさらに便利なんだろうと思います。ピック先でもドロップ先でも防犯対策でキーを抜いていますが、夜だと鍵穴見えづらいんです。特にPCXは。
よく言われている小回りに関しては本当に狭い道で切り返す時に感じるぐらいです。
燃費もカブ110よりは悪くなり私の2014年式のPCX JF56では冬場の寒い時期ですが満タン法で43km/Lぐらいでした。それでも上記の通り航続距離は伸びたのでそれは満足しています。
PCXだけでなくスクーター全般に言えることはメンテナンス性の悪さです。ちょっとメンテナンスしようと思うとカウルを外さなくてはいけないので非常に面倒ですし、バイクのメンテナンスをバイク屋さんにお願いする際にも費用が高くなります。チェーンメンテナンスが必要無くなったのは少し楽かもしれません。
その点スーパーカブ110はエンジンがむき出しになっていますのでレッグシールドを外すだけでエンジン系のメンテナンスもできちゃいます。
フードデリバリーにはPCXがおすすめ
スーパーカブ110からPCXへバイクを変えてよかったので記事にしてみました。
元々、スーパーカブ110はとても好きなバイクで、日帰り500km以上のツーリングにも出かけるぐらい好きなバイクだったので、副業配達員の方が今持っているバイクで楽しく配達できるならそれが一番良いと思いますが、自分の場合は汁漏れが気になったり、もう少し楽に稼働できるんじゃないか?なんてことを考えながら配達するようになってしまったので、見た目も好きなPCXへと車両を変更することにしました。
結果的には大満足でますますフードデリバリーの仕事が好きになって、稼働時間も長くなり収入も上がりましたが、家にいる時間は短くなってしまいました笑
それでもフードデリバリー用の原付二種バイクを検討中の方にはPCXとてもおすすめです。
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