【FZR250R 3LN1 レストア5】 前後ブレーキのメンテナンスと試運転

エンジンが掛かることが確認できたFZR250R君ですので、なるべく早く走らせたくて残りのレストアを完成させていきます。

前後ブレーキのメンテナンス

まずは1年前の状態です。我が家に来たときはどちらのブレーキも全く動作しない状態でしたので分解掃除をすることにしました。

フロントブレーキ

フロントブレーキはマスターシリンダーを分解清掃したら使えるようになったのですが、どうもブレーキホースが詰まっているようで、ブレーキを握ってもピストンが出ない状態だったので煮込んでブレーキオイルを柔らかくしていきます。

ブレーキフルードの塊は温水に付けると溶けやすいという事だったので、ポットで煮込んでみました。

ポットは温水をキープしてくれるので鍋で煮るよりも簡単で、安全につけ置きすることが出来ておすすめです(笑)
普段は使わないポットを使いましょうねww

煮込んでみたのですがこの時は改善されることなく1年間放置してしまいまして、エンジンが掛かったことをキッカケにコンプレッサーで吹いてみたら詰まりは取れていました。

ピストンの動きは悪かったので揉みだしをしたり、磨いたり、シリコンスプレーを吹いたりして、動きが良くなるようにメンテナンスしました。

リアブレーキ

お次はリアブレーキです。

リアブレーキも30年間放置されている間にフルードが漏れたのでしょう。マスターの塗装が浮きまくってます。

こちらもフロントと同様に分解清掃が必要となります。

キャリパーのほうも揉みだしと清掃を行って使える状態に仕上げました。

ブレーキパッドの残りはさすが480kmしか走っていないだけあって新品同様でした(笑)

なんとか前後ブレーキもお金をあまり掛けずに使えるようになったのはうれしいですねぇ~。

早速ナンバー取得して、任意保険も入れました。もういつでも乗れますよー!

試運転

そしてついに試運転です!

250ccの4気筒エンジンに乗るは初めてです。レッドゾーンが21000回転まである超高回転型エンジンが楽しみですね~。

いつもの朝ツーリングコースの榛名湖に来ました!

480kmしか走っていないエンジンなので1000kmぐらいは慣らしをしていこうと思って、8000回転ぐらいに抑えてますが、エンジンは滑らかに回ってパワーも十分あるように感じますね。

そしてトラブル発生!

最初からすべてが順調には行かないものです(笑)

榛名湖からの帰り道

「ニュートラルにするとエンストするし下りなのにスピードは乗らないし」

と、調子の悪さを感じました。

リアブレーキを見てみるとピストンの戻りが悪く引きづっているようで、ブレーキディスクは真っ黒!

慌ててバイクを止めたら白煙が出ていました(;^_^A ヤバすぎます

もう押すのも重くて動かないぐらいしっかりとリアブレーキが効いちゃってます(笑)

しばらくブレーキを冷やしながら、冷静に帰り方を考えましてキャリパーを外して帰ることにしました。

キャリパーをブラブラさせたまま帰るわけには行きませんので、片方のボルトだけでディスクに干渉しない位置に固定して、帰りはフロントブレーキのみで帰ってきました(;^_^A結構危ない

このFZR250Rは本当に素晴らしく、幸運にも車載工具があったのでなんとか応急処置をして帰ってくることができました。車載工具必要ですねー。

リアブレーキはマスターシリンダの戻り用の穴が詰まっていてピストンが戻らなくなっていたようで、掃除をしっかりしたらキャリパーのピストンの動きが見違えるほどよくなりました。

これでしばらくFZR250Rを快適に楽しめそうで、次のツーリングが楽しみです!

そしてツーリングの前に次は30年前のタイヤを交換していきます。

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