30年以上放置されていたFZR250Rのレストアの続きをしていきましょう!
FZR250R キャブレターオーバーホール
レストアで最初にやりたいのはエンジンが掛かるかどうかですねぇ~。
ということでまずはエンジンを掛けて安心したいので、電装系のチェックとキャブレターのオーバーホールをしました。
電装系のチェック
車体のチェックをしたときにクーラント液は排出しておいたので、ついでにラジエターを外してしまいます。
ラジエターを外さないとプラグを外しずらいので。
30年以上エンジンが掛かっていない車両なのでドライスタートが心配だったので、プラグを外した穴からエンジンオイルを少々垂らしておきました。
本当はヘッドを外してカムシャフトなんかも注油しておいた方が良いのでしょうが、「ヘッドガスケット交換したくないな~!」というのと、「ドライスタートはあまり気にしなくても良い」という方もいらっしゃるようなので、今回はやめておきました。
バッテリーはもちろんダメになっているので、車用のバッテリーを持ってきてブースターケーブルでつなぎました。
メインキーをONにしてみるとニュートラルランプが付き、フューエルポンプの動作音がします。
そしてセルを回してみると…。
見事にセルは回りました。少しセルを回してオイルを循環させてあげましょう。
まずはセルモーターまでは生きているということで安心しました。
キャブレターの組み立て
キャブはバラした時には全くバタフライバルブが動きませんでしたが、バラバラに分解して灯油でつけ置き洗いしたところスムーズに動くようになったので一安心。
キースターの燃調キットで組み上げていきます。
キースターの燃調キットはオーバーホール時に交換したいパーツがほとんど入っているので、FZR250Rのキャブレターのオーバーホールする人には必須とも言えるアイテムだと思います。
これ1気筒分で4000円なのですが、キットの中身をすべて純正で揃えたら1万円ぐらいしてしまうのではないかと思います。ありがたい。
唯一キャブ間の燃料パイプのガスケットは入っていなかったのでこちらは純正部品を購入しました。
キースターの燃調キットはこちら↓
FZR250R 3LN1 2・3番用 FY-5376NU
メインジェットの穴に小さいOリングが入っているのを取るのと、パイロットジェットを取るのに苦労しました。
4気筒のキャブオーバーホールはやる事4倍だから時間がかかりますね(;^_^A
途中、パイロットジェットのネジ山を舐めてしまいました…。
めちゃくちゃ焦りましたが「折れこみボルト抜き」という道具を使うと良さそうなので早速買ってきました。
手持ちの2.0mmのドリルで下穴をあけて、折れこみボルト抜きを入れたら秒で外れました。
いや~やっぱり仕事は道具ですなぁ~。一安心です。
途中トラブルもありましたが、キャブを取り外して早数ヶ月(笑)、ようやくキャブレターのオーバーホールが完成しました。
外観だけ見たら新品みたいでとても30年たっているキャブとは思えませんよ。(^▽^)/
さぁ、次回はエンジン始動チャレンジをしていきますよ~!
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